仁太屋は、鹿児島中央駅のほど近くにある小さな工房です。伝統が根付く京都で修行したオーナーが、金属の魅力と、手技から生まれる感動を沢山の人にお伝えしたい…という思いで、2011年にオープンしました。

シルバー、真鍮、ゴールド、プラチナ…様々な地金を扱いますが、それぞれに特性があり、魅力のある素材です。

​そんな金属の魅力をもっと知って頂き、もっと身近に、そして愛着を持って使っていただけるよう、私たちにできることをこれからも模索していきたいと思っています。

​鍛造技法、私たちのこだわり

現在、ほとんどのメーカー、工房で用いられなくなった鍛造(たんぞう)技法とは、地金の塊をハンマーなどで打ち伸ばし、地金の状態から​直接作り込む方法です。

私たちがあえてこの鍛造にこだわるのは、打ち鍛えた地金の強度、そして状態の良さが他では得られないものだからなのです。

大量に生産できる鋳造(ちゅうぞう)と比べて、手間、コストがかかる鍛造ですが、そんな鍛造地金だから活きるシンプルで本当に美しい鏡面や、造形、フォルムがあります。​

そして自分の手で、地金の性質や状態を感じられる仕事は素材へのありがたみにも通じます。

​地球が生み出した金属を無駄にせず、丁寧に扱うことを大切にしています。

セルフメイドへのこだわり

「セルフメイド」とは、ワークショップ形式で、職人サポートのもと、お客様に実際にリングなどを制作していただくスタイルのことです。仁太屋では、鍛造制作によるセルフメイドの制作コースに力を入れています。

工房での常設コースの他、出張でのワークショップなども定期的に開催し、お子様が気軽に参加できるコースから、本格的なブライダルリングを制作するコースまで、様々なセルフメイドの形をご提案しています。

 

仁太屋が大切にしているのは、全く初めての方にも触りだけではなく、できる限りしっかりと作業に参加して頂くということ。

それが最後に大きな感動に繋がっていくからです。そのため完成度だけではなく、指導法や作業工程にもこだわっています。

地球から生み出され、人の手によって採掘された金属が、自分の手で徐々に形になり、最後には輝くリングへと変化する面白さや感動。

それこそがどんな贅沢なジュエリーを買うよりも特別な、得難い経験だと考えています。

​※制作は、デザインやご希望により、鍛造以外の技法を併用する場合もあります。

​職人紹介

仁太屋銀工房DETA

事業内容:ハンドメイドアクセサリーの制作・販売。
セルフメイドアクセサリー・ワークショップの企画運営。
制作指導・オーダーメイド・修理等。


所在地:鹿児島県鹿児島市武2丁目16‐3
Tel:099‐296‐8812(水曜定休)
e-mail: zintaya@siren.ocn.ne.jp
設立:2011年6月1日
代表者:中村稔彦

中村 稔彦

​なかむら としひこ

仁太屋銀工房オーナー。

1973年、鹿児島市に生まれる。カナダ、アメリカ、ジャマイカ等を旅し、その経験から日本人である自分を再確認し、日本の伝統技術に興味を持ち始める。そんな中、京都の金属工芸家 竹影堂鎚舞氏の工芸作品に感動し、師事。伝統的な金属工芸・アクセサリーの制作・指導を経験する。師から学んだ「手でモノを作る感動」を伝えたいと原点である鹿児島に帰郷、仁太屋銀工房を立ち上げる。

中村 麻貴

​なかむら まき

1974年生まれ。東京都出身。
東京にて彫金師 故・津村欣一氏よりタガネ彫りを学んだことがきっかけで、彫金の魅力に目覚める。その後、金属工芸の勉強の為に京都を訪れ2005年より、竹影堂鎚舞氏に師事。翌年より工芸工房「鎚舞」に勤務。ジュエリー装飾彫金の他、伝統的な和彫金を手掛ける。
仁太屋ではセルフメイドコースの指導や装飾彫り・オーダー彫り等を担当。

濱野 亮

​はまの りょう

1987年、鹿児島生まれ

日本や世界の銀細工、特に民族的な習慣や生活の中で生まれた装飾に興味をもち2014年から中村稔彦に師事。2016年12月「ひのえと展」初出展以降、シルバージュエリー作家としても活動中。2019年には東京にも活躍の場を広げている。

​現在はセルフメイドコースの指導を担当。丁寧なものづくりを意識し、日々手仕事に取り組んでいる。